仕事

私のノー活 つまり、ノートの使い方

かこか
かこか
こんにちは。かこかと申します。

今日は新年最初の出勤日。
そして異動後、新しい職場への初出勤日でした。

そこら辺の話はまた今度お話しさせていただくとして、
今日は私のノート術を紹介したいと思います。

とはいえ、術というほどではありませんので、期待はしないでください🤣

もくじ

  1. 私とノート
  2. メモ力を示す書籍紹介
  3. 私の実践ノート術

 
私とノート

私はノートが好きです。

でもノートの素晴らしさを実感できるようになったのは
それほど昔の話ではありません。

私がインドネシア駐在にしている時は、ノートを使わず、できるだけケイタイやタブレット、パソコンなどに情報を集約しようとしていました。ノートだとかさばりますし、常に持ち歩くのができないためです。ペンを持ち歩くのも面倒ですし。

その点、電子機器(言い方古い?)は持ち運びも楽ですし、ペンもいらない。ゆえにできるだけ情報を集約しようといろいろ工夫をしていました。当時もシステム手帳は持ち歩いていましたが、そこに書き込むことはほとんどありませんでした。意図的にそうしようとしたのだから、当然と言えば当然ですが😅

日本への出張(海外に住んでいると日本に行くのは出張になります(笑))から
インドネシアに戻ってきたある時のことです。

インドネシアに戻った翌日に業者さんと打ち合わせをしたのですが、
自分でもびっくりするくらい脳みそが働いていないと感じたのです。

なぜかはわかりませんが、そこから数日は頭がぼーっとした状態が続きました。2週間も日本へ出張していたから脳みそがボケてしまってるのかなと思っていましたが、とにかく自分でも驚くほど脳みそが働かなかったことをよく覚えています。

この脳みそが働いていない感覚、日本へ帰国してからも時々感じることがありました。

どうすればこれを解消することができるのか。

私なりにいろいろ考えた結果が、ノートを取る、ということ。
これをやってみようと思いました。

単純に年齢のせいもあって(?)記憶力が衰えてきているので、それを補うためというのもありますが、新しい職場に来ていろいろ覚えないといけないことが多いのに、ノートに頼らずに記憶しようとしていたこと自体がおかしいですよね、今考えると。

最初はノートを取ると言っても本当にメモ程度で、見返すこともあまりしませんでした。ですがある時、大事な検討をする時にまずはノートに思ったことを書き残しながら検討をしてみたんですね。

今まではそういうこともパソコンのエクセルなどを使いながらやっていたんですが、
それをノートに置き換えてみたんです。 ノートに考えたことをメモしたり、ちょろっと試算した結果などを転記したりしながら検討を進めました。ノートに書き込みながら自分と対話しているような感覚です。

ノートに取らずに頭の中で考えていてもアイデアは浮かんでくるのですが、メモを取らずに考えているとアイデアや疑問が浮かんでは消えを繰り返すような感じになります。ですが、ノートを取りながら考えていると、視覚でも自分の考えていることを確認できるので、アイデアがどんどん出てくるような感覚になります。

その時もノートを使って検証を進めていった結果、とても良い結論を導くことができたんです。そのネタは今でも私のチームの進むべき道として他の部署の方も含めて認識されていると思います。

もちろん、たまたま良い結果が導き出されただけなのかもしれませんが、何よりノートを使って考える作業が思いのほか気持ちよかった。書いているうちに次から次へとアイデアが出てくる。アイデアが出すぎてメモが追い付かないくらいでした🤣

 

メモ力を示す書籍紹介

インドネシアに駐在中、『メモの魔力』という本を読みました。

当然のことながら、インドネシアで日本の本を購入することは難しいです。紀伊国屋がジャカルタにありますが、品ぞろえが悪いうえに値段が高い!!日本の3倍くらいの金額だったと思います。ですが、Kindleのおかげでインドネシアでも日本の本を読むことができました。これは本当にありがたかった!!

 

ベストセラーにもなった本なので読まれた方も多いのではないでしょうか。

私も読んだ直後は、それは言い過ぎだろうと思っていましたが、他のところでも書くことの大事さを書かれている方は多いです。

たとえば、『フェラーリと鉄瓶』という本があります。奥山清行さんという、フェラーリのデザイナーをされていた方が書かれた本です。もしかしたら違う本だったかもしれませんが、とにかく奥山さんの著書でした😁

奥山さんによると、手を動かして絵を書いているうちに手からアイデアが生まれてくる、自然に答えに導いてくれる、ということを書かれていました
(読んだのが随分前なので、あいまいな記憶でごめんなさい)。

この人も同じようなことを話していて、手で書くことによって自然と線が書けるのだそうです。このことを知ったのはもう20年以上も前の話ですが、今でも強烈に覚えている記事です。

この人が書いた自伝も載せておきます。
私も持っていますが、すごく分厚い本なのでまだ読めていません😅

 

読むのが楽しみで取ってある、ということにしておいてください😂

書くことの大切さを身をもって体験したわけですが、では一方で電子デバイスを使うことはダメなのでしょうか。もちろん、そんなことはないと思っています。

私もスケジュール管理は電子デバイスを使っています。次から次へと会議の案内が届くので、それをいちいち紙の予定表に転記するのはとても手間がかかります。

また、予定の変更が多いので、紙上で変更調整するのにもとても時間がかかりますし、
間違えることも多々あります。転記することでスケジュールを覚えやすいというメリットもありますが、ここは便利さと天秤にかけて電子カレンダーを使っています。でも、やはり紙で管理することのメリットは捨てがたく、いつも、やっぱり紙にしようかな、と迷っていますね🙄

紙のメリットはやはり一覧性だと思っています。一目で全体を俯瞰できること。そして、すぐさま広げることができること、です。予定表だけでなく、電子デバイスは手軽に情報を入れることはできたとしても、いったんそこに入れてしまったらしまったままにしてしまうことがあります。

なんというか、ノートは机の上に広げっぱなしのイメージで、電子デバイスは棚に綺麗にしまってしまうイメージでしょうか。広げっぱなしだとすぐ目につきますが、いったん棚にしまってしまうとなかなかそこを開けようとはしないですからね。

ノートに書くと、正直整理するのがめんどくさいです。電子デバイスだとすぐにコピペやどこかに格納することができますが、ノートの場合は整理するのにも時間がかかるし、やり直しするのが難しかったりします。

ですが、この面倒くささが脳みそにとっては程よいストレスになっていると感じます。

転記することで過去の会話を思い返してみたり、改めて考えることで新しいアイデアが出てきたりします。また、先にも書きましたが、書いているだけでも新しいアイデアが次々に出てきます。あれもやらないとこれもやらないと、という宿題が増えるだけかもしれませんけどね😋

ノートの大事さ、有効さについて書かれた本はたくさんありますが、その多くはノウハウを書いたメモ術的な本が多いです。役に立つこともありますが、人それぞれで考え方は違うので、自分にうまく適用できないこともやはり多くあります。なので、ノートを取ることを俯瞰的に、そして網羅的にうまくまとめてくれている本も紹介しておきたいと思います。

 
特に、ノートを取ることが文明の発展を支えてきた、という冒頭の内容を読むだけで、まるで自分がすごいことをしているかのような錯覚に陥ることもできるのでお勧めです🤣

私の実践ノート術

最後に私が使っているノートを紹介します。

 

ノートは無地をお勧めします。

罫線が入っているノートだと、どうしても線の間に文字を書かないといけないという意識が働くので、なんだか脳に制約をかけているような感覚になります。学校のノートだと綺麗に取ることも大事なのかもしれませんが、考えを吐き出すために使うノートは自由さが大事です。なので、私は無地のノートをお勧めします。

そして大きさはB5ですね。

システム手帳はA5が多いので、私も最初はA5を使っていました。ですが、A5だとちょっと小さいんですよね。びや~~って書けない感じがするので、最近はB5を使っています。
B5であれば市販品でもいろいろ種類が揃っているので、選択に困ることはないと思います。ただ、無地のノートはあまり多くない印象があります。

また、ノートの真ん中にあるリング。あれが邪魔なんですよね。あれが手に当たることで、せっかくひらめいたアイデアをすぐに書き残すことができず、消えていってしまうことがよくあります。それくらい、ひらめきというのは鮮度が大事なんです。鮮度が高いうちにメモをするためには、邪魔なものがあってはいけません。罫線と同じく、真ん中のリングが邪魔しないようにしたいので、私はソフトリングの物を使っています。

恐らくですが、無地でソフトリングでB5のノート、というと紹介したコクヨの物しかないんじゃないかと思っています。

あと、付箋も合わせて使っています。

いや、それ普通でしょ、って思うでしょ?でも、ちょっと違うんです。違うって言っても普通に売ってる付箋ですが、大きめのサイズの物を使っています。我が家のインコちゃんに登場してもらい、大きさを理解してもらいましょう🦜

付箋はすぐに行動を起こさないといけない事柄を書き出すために使っています。ノートは考えを整理したり、会議の議事メモを取るために使い、付箋はすぐに行動を移すためのメモとして使います。

なぜ付箋がいいかというと、持ち運びが便利だからです。

普通のメモだとなくしてしまいがちですが、付箋であれば机の上に張り出すこともできますし、家で仕事をする時にはノートにぺとっと貼り付けて持ち帰ることもできます。黄色地なので目立つので見失ってなくしてしまうことも少ないです。

そしてもう一つのミソはこの大きさです。

小さいとすぐにメモがいっぱいになってしまい、持ち運ぶのが不便になります。でも、このサイズだといっぱいかけるのに持ち運びが便利です。このサイズがいっぱいになるくらいすぐやる項目が増えると、やべー、やらないと、と自分にプレッシャーをかけることもできるわけです😁

あまりそこら辺の文房具屋さんで売っているサイズではないので
いつもAmazonで購入しています。

私はこの2つのノートとメモを使ってだいぶ助かりましたし、何より脳が快適さを感じるようになったのがわかります。

皆さんも新しい一年を新しいノートと一緒に始めてみるというのはいかがでしょうか?
面倒くささの向こう側にある快適に気付けたら、もう手放せなくなると思いますよ。

かこか
かこか
最後に自己紹介をさせてください。 私はこんな人です。

  • 大手企業の生産技術を研究/開発する部署の課長
  • 金属切削の製造技術歴 約20年
  • 上司と部下の人間関係を中心に仕事のことを書いています
  • インドネシア駐在経験あり。インドネシア語検定C級を持ってます
  • Twitter、noteもやってます https://twitter.com/Shibakin_2019
  • noteで高周波焼入れに関する記事を書いています
https://www.shibakin.com/know-how-ih/

https://www.shibakin.com/profile/ もしこの記事を読んで良いと思われたようでしたら、 コメントをいただけると励みになります😊

 

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