こんにちは。かこかと申します。
年始は何かと目標を立てたくなる時期ですが、
もう今年も始まって3日経ちました。
さて、元旦に立てた目標を今でも覚えて実行している人はどれくらいいるでしょうか?
別の記事でも書きましたが、私はできるだけ年始の目標は立てないようにしています。
ただ、具体的な目標は立てませんが、日々気をつけたい心構えのようは物は設定しています。
そのうちの1つが「やらないことを決める」です。
目標を立てようとするとあれもこれもと多く設定したくなりますが、
何をやるかということは何をやらないかとセットでないといけない
というのが私の持論です。
これも別の記事で書きましたが、目標を立てるということは
何かに挑戦するということとほぼ同義だと思いますが、
挑戦というのは他にやることがあるのに無理してやることを増やすことではありません。
やることを増やしてそれに取り組んでいると、頑張っていると勘違いして安心してしまうんですよね。
これは子供の塾と一緒で、とりあえずお金を払って塾に行かせておけば安心、
というような感覚と同じだと思います。
ただ、実はこのやらないことを決めるというのは難しいことなんです。
特に会社などの多くの人が集まる場面ではより難しくなります。
そして、これは上の人しか決められない場合が多いと感じています。
下の人達はやれと言われたことをやりますし、それをやめるとなるとやる気がないと評価をされてしまうかもしれませんから、なかなか口に出すことができません。
そしてたちが悪いことに(失礼!!)、みんな工夫をし始めるんです。
それをいかにうまくこなすか、いかに効率よく終わらせるか、という工夫をし始めますし、
それに専任で取り組み、管理する人たちが出てきます。
そうなってくると、この人たちの頑張りを無駄にはできない、というような理由で
よりやめにくくなってきたりします。
このどんなことにも工夫をしようとすることは素晴らしいことだとは思うのですが、
あまり意味がないことに一生懸命に取り組むことはいくら頑張っていてもロスが大きいと
判断せざるを得ません。
頑張ること、最後までやりきることというのは素晴らしいことではあるのですが、
それを途中で終わらせることも上司にとっては必要な能力だと思います。
私の好きな言葉で
戦略とは”戦い”を”略す”こと
というものがあります。
孫氏の兵法によると、
戦略とはどうやって勝つかというよりはどうやって戦わないようにするか
という考え方だそうです。
繰り返しますが、それを決められるのは上位の人しかできません。
だからこそ上位の人達は戦略を考えることが一番大事な仕事になるんです。
無駄に頑張ることや、やることを無駄に増やすことは
戦略どころかそれとはまったく逆の行動になりますので、
私も中間管理職の一人として一番やってはいけないことだと肝に銘じたいと思います。
最後に自己紹介をさせてください。
私はこんな人です。
- 大手企業の生産技術を研究/開発する部署の課長
- 金属切削の生産技術歴 約20年
- 上司と部下の人間関係を中心に仕事のことを書いています
- 海外駐在経験あり
- 高周波焼入れに関する本を書きました
- Xもやってます https://twitter.com/kakoka_2019
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