こんにちは。かこかと申します。
先日、他社の元事業部長の方とお話をさせていただく機会がありました。
すでにリタイアされて、今は再雇用で平営業として仕事をされているのですが、
風格はあるのに偉ぶらず、大変気の利いた営業活動をされている方です。
ぜひ前から会社の経営層を経験された方に聞きたかった
「下の人の意見を聞くのは嬉しいですか?
それともイヤなものですか?」
という質問をしてみました。
すると、即答で、
どっちもですね
と答えてくれました。
下の人の意見を聞いてみたい気持ちはあるけれど、
聞きたくないことも聞かないといけない。
だから聞くのが怖いこともある。
ということでした。
その方はそれを踏まえた上で、あえて下の人の意見を聞くように努力をなさっていたそうです。
財務の反対を振り切り、会社の金で懇親会を開催するなどして、
極力本心を聞こうとしていたとのことでした。
正直に気持ちを話していただけて大変うれしく思いましたが、
それを聞いて、上に立つということは孤独になるということなんだな、
と思わざるを得ませんでした。
確かに周囲の人はちやほやしてくれるかもしれませんが、
本当に自分のことを信じてくれているのだろうか?
自分が指示したことを納得して受け止めてくれているのだろうか?
陰口を言われているのではないだろうか?
という迷いが上に行けばいくほど出てくるんでしょうね。
私も課長という管理職の中の一番下っ端ですが、
それでも同じ気持ちになることがあります。
部下の気持ちを聞いてあげたいけど、自分の悪いところを指摘されたくはない。
だから聞かないでいられるなら聞きたくない。
そんな思いは確実にあります。
ですが私もそんな迷いを振り切って、部下とはこまめにコミュニケーションを取るようにしています。
部下の人たちが本当に心を開いて話をしてくれているかどうかは私には確かめようがないですが、
今のところはそれほど悪くない関係を築けているのではないかと思っています。
上司たるもの、聞きたくないことにも耳を傾ける度量が必要なんでしょうね。
最後に自己紹介をさせてください。
私はこんな人です。
- 大手企業の生産技術を研究/開発する部署の課長
- 金属切削の生産技術歴 約20年
- 上司と部下の人間関係を中心に仕事のことを書いています
- インドネシア駐在経験あり。インドネシア語検定C級を持ってます
- 高周波焼入れに関する本を書きました
- Twitterもやってます https://twitter.com/kakoka_2019
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